説明

サモノワ

イタリアのどっかにある南北に細長い街サモノワ。都会から離れた田舎に片足を突っ込んでいるようなところで、南側は比較的危険で、北側は大変危険。マフィアや殺し屋が跋扈している。
ちょっと都会の方に出ると学生街がある。

キャラクター

トラ組

正式名称は"トラモント(tramont)ファミリー"略してトラ組。この街の半分ぐらいを治めてるマフィア。
元はこの街の外にも名を轟かせる巨大な組織だったが、先代の死に際しクーデターが発生、先代の息子である現・ボスが逃げ延び戦い、なんとか取り戻したのが現在のトラ組。娼館や賭場から、表向きにお菓子屋さんや下着屋さんまで経営している。

ボス

ボス

トラ組の長。先代から正式に組織を継いでいないので、昔から使っているボスという呼び名のままいる。本名はカルロとアルデラーノしか知らない。来る者拒まず去る者追わずの大変なモテ男だが、ファミリー以外に興味が無いため昨日寝た相手も覚えていない。ファミリーのみんなの願い事を叶えることを生きがいにしている。

カルロ

カルロ

トラ組のNo.2。ボスの幼馴染。酒、タバコ、女、ギャンブルでいつも金がない。そのくせお姉ちゃんの店で遊んだりするからツケのたまり過ぎでブラックリストに入っている。働くという概念を持ち合わせていないため、仕事を同僚のヴェラに押し付け四六時中喫煙スペースのある屋上でサボっている。どうあがいてもモテない。

ヴェラ

ヴェラ

トラ組のNo.3。両親の仇をとるためにトラ組に入った(仇はすでにとっている)。モノクルの下には傷がある。書類仕事は得意ではないがカルロが全くやらないため、なんとかかんとかやっている。すぐに拳に訴えるタイプ。過去にエルダに助けられたことがあり、以来敬意を込めて"エルダさん"と呼んでいる。美人。

エルダ

エルダ

トラ組の事務部門のトップ。銃の腕が良く、カルロに次いで組織内二番の腕前。祖父であるアルデラーノのあとを継いで現在の地位についた。戦闘だけでなく仕事の面でも有能でギャンブルにも強く、カルロに片想いをしている点を除けば完璧な女の子である。エミーリオのことは手のかかる弟のように思っている。

エミーリオ

エミーリオ

エルダの部下のトラ組平構成員。エルダを"ボス"と呼んでいる。元はストリートチルドレンで、色々あってトラ組に拾われた。酷くネガティブな性格で、書類に灰が落ちないようにと屋上に喫煙スペースを作った。タバコとギャンブル以外にはほとんど金を使わない。好みのタイプは自分の名前を呼んでくれた優しい人。

アルデラーノ

アルデラーノ

エルダの祖父でトラ組の現顧問。先代に拾われてボスやカルロの教育係をしていた。先のクーデターの時に息子夫婦を亡くし、敵討ちに幾つかの組織を単身で潰した。その時に片足をやられて現在は杖をついている。エルダを溺愛している。しかし彼女の両親を奪ったのは自分だと考えているので、いつか殺されるても仕方ないと思っている。

イレーネ

イレーネ

トラ組の娼館管理部門の平構成員。酷いチェーンスモーカーで息をするようにタバコを吸っている。街の娼館に生まれそこの管理を手伝っているうちに娼館がトラ組の傘下に入り、そのままトラ組に入った。ダリアと恋仲で心から愛しているが、自分に自信がないためいつ彼女に振られても仕方ないと思って生きている。

ダリア

ダリア

トラ組の平戦闘員。長年勤めているため度々上の役職を薦められるが現場に出たいと断っている。銃とイレーネが好き。銃を愛するあまり農家である家を飛び出した後、ボスに拾われた。ダリアはボスがつけた偽名。本名は誰も知らない。いつかイレーネと結婚してマンションを買うと決めている。

ロッソ

ロッソ

トラ組暗殺部門の一構成員。元々は殺し屋派遣組織に拾われそこで殺し屋として育てられて働いていたが、組織が解散となり再就職した。"喋る"という行為が好きで、その内容には興味がなく同じ話題を繰り返しても気にしない(但しカルロの自慢話は聞き飽きている)。大抵屋上にいてエミーリオとだべっている。

異能力

異能力を持っているマフィアさん。組織名は特に考えてない。とても巨大な組織でサモノワにあるのは分所に過ぎない。一部のものが異能力持ちなだけで、構成員全員が特殊な能力を持っているわけではない。

ファルソ

ファルソ

暗殺部門の平構成員で"姿を消す"能力を持っている。姿を消すと言っても透明になるのではなく、平行世界線上に存在する彼のみが行き来できるパラレルワールドに移動できる能力。死に顔が見れなかったことを悲しむ話をよく聞くため、暗殺対象が息を引き取るまで顔を見ていてあげている。ロッソに先輩風を吹かせていてサカサちゃんにほの字。

シレンツィオ

シレンツィオ

暗殺部門の幹部で"重力を操る"能力を持っている。大きな屋敷でも柱の位置がわかっていれば文字通り潰すことができるファルソくんのボス。シレンツィオはコンシリエーレがつけた偽名で、静寂というその意味から"その名をもたらすもの"と呼ばれ恐れられている。歩くだけでモテるので女に不自由したことがない。

コンシリエーレ

コンシリエーレ

この組織の顧問であり、カポとほぼ同等の力を持つ。"自分に関わり合いのある未来を視る"力を持つ。おかげで負け知らずでこの歳まで生きてきた。ファルソ、シレンツィオを拾い暗殺者へ仕立て上げた張本人。二人の動向が気になりしばしば仕事を抜け出して彼らに会いに来ている。三崎リリのおばあちゃん。

花屋さん

お花屋さんとそれに片想いをして猛烈アタックしている殺し屋さん。お花屋さんはサモノワでは比較的治安の良い南側に居を構えている。トラ組の人(主にカルロ)や異能力さん(主にファルソくん)も買いに来る。

お花屋さん

お花屋さん

祖父母から継いだ花屋を経営している。こんな街でも毎日何かしらの客が来るので経営難になったことはない。名を知られると危険な街であるため、どんなに親しい人であってもその名を明かしたことがない。毎日のようにやってくる殺し屋に辟易している(が別に嫌なわけでもない)。

カラー

カラー

カラーは通り名でお花屋さんには探偵のホワイトと名乗っている。二流どころか三流ぐらいの腕前。でも現在の相棒ゴーストのアシストのおかげで今や一流の殺し屋として名を馳せている。お花屋さんに一目惚れしてからは仕事の前でも後でも花屋に顔を出して花を買うようにしている。

ゴースト

ゴースト

超一流のクラッカーでその軌跡さえ追えないところからゴーストとあだ名されるようになった。ヤク中の廃人。カラーの相棒をやっているのも面白がっているだけでいつ裏切るかわからない。いつかの潜入先で出会ったハンスと名乗る男に思いを寄せていてあの手この手で行方を追っている。

殺し屋

その他の殺し屋さん関連。どこかの組織に所属していたり、個人だったり色々。名前をもらったり要素をもらったりして作ったキャラ。

サカサちゃん

サカサちゃん

超絶美少女凄腕殺し屋。男女合わせて七人しかいない小さな組織に所属していて、その全員が殺し屋。一人を除き全員がボスと関係を持っているが自分が一番可愛いので最も愛されている自信がある。ボスのために働いているので、顔が傷つくこと以外ならどんな仕事でもやる。ファルソくんは財布。

雨宮黒

雨宮黒

双子の殺し屋の片割れ。没落華族の出で売られた先が殺し屋組織だったため現在に至る。あまりにも辛い訓練が長いこと続いたため"楽しかったこと"を覚えていられなくなり、寝るとそのことだけ忘れてしまう。辛いことや任務などは忘れない。何とか弟の白だけでも殺し屋をやめさせたいと思っている。

雨宮白

雨宮白

双子の殺し屋弟の方。優秀な姉と違い頭が悪くかろうじて実践でやや勝る程度。舌っ足らずであまり喋りたがらず、黒以外とは基本的に口をきかない。自分たちをモノのように扱ったりひどい目に合わせた大人を手にかけることができ、黒とずっと一緒にいられて休日には遊びに出られるこの仕事は天職だと思っている。

探偵さん

サモノワよりも少し都会の方にある学生街に住む探偵さんと、たまたま探偵さんと出会ったパン屋のアルバイトの青年。偶然探偵さんの住む通りと交わる通りで次々起こる殺人事件に巻き込まれることになったりならなかったりする。
(サモノワと直接関係ないけど危ないし絡んだりするから一緒にまとめてます)

探偵さん

クロム・ライラック

全然売れてない探偵さん。仕事は常連のおばちゃんのネコ探しと極稀に落とし物探し。何故か隣の通りで起こっている連続殺人事件の犯人探しを依頼され、普段の依頼料とは比べ物にならない金額に目がくらみ慣れないながらも捜査を始めた。その過程で知り合ったヤマブキを怪しんでいる。

ヤマブキ

ヤマブキ・ブラウン

殺人事件が起きている通りから少し離れたところにある大学に通う大学生。チョココロネをこよなく愛しており、バイト先のパン屋の試食にいつもチョココロネを選んでいる。いつもくたびれた顔の不安そうな探偵さんがやってくるのを楽しみにしている。自分の決めたルールに沿って犯行を行う快楽殺人犯。

会社

サモノワより遠く離れた日本にあるとある製薬企業の一部署、環境管理部環境整理課A班。ここでは情報漏えいの阻止やちょっと不都合なことの処理を行っている。主に邪魔な人物を消すことによって。
(これもう完全に日本なんですけど若干絡むしやっぱり危ないので一緒にまとめてます)

主人

公森 主人

とある製薬会社の平社員。普通に入社して細々働いていたところを課長にスカウトされ、現在はその暗殺の腕を活かして活躍している。昼間は総務課にいる。驕っているわけではないが自分の腕にある程度自信があるのでバディを組まされたことに納得がいっていない。先輩の宙が怖くて苦手。

ヨウ

ヨウ

フリーランスの殺し屋。使うと"見る力"と引き換えに"次元を超えて切る"ことができる妖刀に憑かれている。見る力は所持しているだけでも少しずつ奪われている。手巻きタバコが趣味で、給料が入るとそれと女に使ってしまうため、いつも金欠で定住もしていない。

課長

三崎 リリ

とある製薬会社の一課長。叔母がこの会社の部長職を勤めていたのでコネで入社した。祖母譲りの特殊な能力があり、"無機物を操る"能力があると一部の役職者にはつげている。かつては恋人の宙とバディを組んでいたが、彼が職を辞するとともに課長職についたため最近は現場に出ていない。

彼氏

糸巻 宙

課長の彼氏。暗殺業から足を洗ってからは専業主夫をしている。昔カフェでアルバイトをしていたため、コーヒーと料理には自信がある。四六時中課長の心配をしていて、何かあれば職場に飛び込んでくる。腕が鈍ったつもりはないが前職に戻るつもりはない。