どこまでも果てなく標識や鏡の並んでいる街へやってきました。 何を指して、何を注意して、何に導かれているのかさっぱりの少女は、ただ終わりのない青の奥を見つめています。 「迷ったときは休むが易しよ」 そう言って優雅に紅茶をあおるたまこちゃんを真っ直ぐな目が覗いていました。
2018/08/01